レイサム アンド ワトキンス外国法共同事業法律事務所のパートナー。 日本に関わるM&Aおよびプロジェクト・ファイナンスにおいて、多数の著名国際企業・日本企業を代理している。

次の分野における日本法の諸問題に関し、20年以上にわたる経験をもとにクライアントへのアドバイスを行う。

  • インバウンドM&A 
  • 労働法
  • 独占禁止法
  • 倒産法
  • 行政規制

海外のクライアントに対し、日本の企業文化を踏まえたベストプラクティスと複雑な日本の法制度への対応を支援し、クライアントとの信頼関係のもとで、日本でのビジネス上の目的実現をサポートする。

日本企業による海外でのM&A案件においては、現地の同僚弁護士とともに関与し、異なる商習慣のもと実行される日本企業のM&Aを支援している。

日本のスポンサーやレンダーが関与する、石油・ガスおよび電力の国際プロジェクトファイナンス案件においても、日本企業特有のニーズを踏まえた法的・戦略的アドバイスを行う。

日本国弁護士(第一東京弁護士会)および米国ニューヨーク州弁護士。世界をリードする社会起業家を支援する非営利団体アショカに対する法的支援など、積極的なプロボノ活動を続けている。

インバウンドM&A

  • 日本を代表する不動産ファンド運営会社の一つであるケネディックス株式会社を、三井住友ファイナンス&リース株式会社と共同して13億米ドルで買収する案件においてARA Asset Management(シンガポール)を代理。本案件はALB(Asian Legal Business) Japan Law Awards 2022: Real Estate Deal of the Yearを受賞した。
  • サンゴバン株式会社のシンチレーションおよびフォトニクス結晶事業の買収案件において、SK Capital Partners(米国)を代理。
  • Future Facilities株式会社の買収においてCadence Design Systems(米国)を代理。Future Facilities株式会社は電子機器冷却シミュレーション技術および物理ベースの3Dデジタルツイン技術を用いた、データセンターの設計・運用のためのエネルギー性能最適化ソリューションのリーディングプロバイダーである。
  • センサータ・テクノロジーズ(米国)を代理して、日本を含む各国に拠点を有する半導体検査関連製品事業を、Boyd Corporationに売却する案件を担当。
  • エンジン用部品メーカーであるウォルブロー株式会社を、Nova Capital Managementと共同して買収した案件において、Landon Capital Partners(米国)を代理。
  • 企業および公共機関向けシステム・ソリューション・プロバイダであるジャパンシステム株式会社の株式の投資ファンドLongreachへの売却案件において、DXC Technology Company(米国)を代理。
  • 東京証券取引所上場M&Aアドバイザリ―ファームであるGCA株式会社を、5億9,100万米ドルで公開買付および株主売渡請求を含む二段階買収により買収する案件において、フ―リハン・ローキー(米国)を代理。
  • 冠動脈に特化した医療機器開発メーカーであるデラウェーブ株式会社の買収案件においてGenesis MedTech(シンガポール)を代理。
  • パーソルファーマパートナーズ株式会社(パーソルテンプスタッフ株式会社の100%子会社)の株式100%の取得においてSyneos Health(米国)およびその日本子会社サイネオスヘルスクリニカル株式会社を代理。

アウトバウンドM&A

  • 退職後年金および保険事業会社であるコアブリッジ・ファイナンシャルの株式の21.6%を約3,838百万米ドルで取得する案件において日本生命保険相互会社を代理。
  • アズビル株式会社を代理し、バイオ・製薬企業向け装置の開発・施工を行うTelstar(スペイン)を、CVC Capital Partnersの投資先企業であるSyntegon Technology(ドイツ)に売却する案件を担当。
  • 日本生命保険相互会社を代理し、退職後年金および保険事業会社であるコアブリッジ・ファイナンシャル(米国)の株式の20%を取得する案件を担当。
  • 大阪ガス株式会社および住友商事株式会社を含む日系コンソーシアムを代理し、インド都市ガス事業会社への出資のためにI Squared Capitalが組成したシンガポール法人AG&P LNG Marketing Pte. Ltd.への3億7000万米ドルの投資案件を担当。
  • 帝人株式会社を代理し、自動車向け複合材料成形メーカーのInapal Plasticos S.A(ポルトガル)をベンチャーキャピタルファンドのECS Capitalから買収した案件を担当。
  • 東京電力と中部電力の合弁会社である株式会社JERAを代理し、米国ニュージャージー州における972-MW天然ガス火力発電所Linden Cogenの権益50%の取得を担当。
  • 住友電気工業株式会社を代理し、米国の大手焼結部品メーカー Keystone Powdered Metal Company(米国)を買収した案件を担当。
  • 富士重工業株式会社を代理し、保有するPolaris Industries Inc.(米国自動車関連メーカー)普通株式を4億9,700万米ドルで同社に売却した案件を担当。
  • 株式会社リクルートを代理し、Advantage Resourcing America, Inc.(米国)およびAdvantage Resourcing Europe B.V.(オランダ)を4億1千万米ドルで買収した案件を担当。
  • 株式会社リクルートを代理し、Staffmark Holdings, Inc.(米国)を2億9,500万米ドルで買収した案件を担当。
  • 丸紅株式会社およびGDF SUEZ S.A.が率いるコンソーシアムを代理し、シンガポールの発電所運営会社Senoko Power Limitedを27億米ドルで買収した案件を担当。
  • 扶桑化学工業株式会社を代理し、ピュラック・アメリカ社の北米でのグルコン酸事業を買収する案件を主導。

ジョイントベンチャー

  • ルノー、日産自動車株式会社および三菱自動車工業株式会社の三社アライアンスの全てのステークホルダーの価値を最大化するための取組みを含む、日産自動車とルノーグループ間の新たな枠組み合意の交渉において日産自動車を代理。
  • Pharmaceutical Product Development (米国)を代理し、株式会社新日本科学との日本における臨床試験受託事業を展開するジョイント・ベンチャー設立を担当。
  • 乳製品の製造販売会社であるSaputo Dairy Australia(オーストラリア)と 株式会社モリ・インターナショナル・コーポレーションの日本における合弁会社再編案件において、Saputo Dairy Australiaを代理。
  • 損害保険ジャパン日本興亜株式会社(現 損害保険ジャパン株式会社)との、地域特化型の災害対策・軽減を目的としたシステム構築のための合弁事業においてOne Concern(米国)を代理。
  • 日産自動車株式会社の三菱自動車工業株式会社との戦略提携およびこれに伴う日産自動車による三菱自動車株式34%の取得(引受総額2,374億円)

プロジェクト・ファイナンス

  • モザンビーク初の陸上でのLNG 開発のための200 億米ドルの資金調達案件おいて、三井物産株式会社や独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を含む日本のスポンサーを代理。
  • インドネシアのタンジュン・ジャティB 石炭火力発電所5・6号基拡張プロジェクトの開発向け融資案件において、NEXIならびにレンダーであるJBICおよび民間銀行を代理。
  • 米国キャメロンLNGプロジェクト(スポンサーはセンプラ・エナジー社、GDF Suez社、日本郵船株式会社、三菱商事株式会社および三井物産株式会社)に対する74億円のプロジェクト・ファイナンス案件において、国際協力銀行(JBIC)および日本貿易保険(NEXI)を代理。
  • 西オーストラリア州沖合のイクシスLNGプロジェクトのファイナンスおよび開発において、JBICおよびNEXIを含むECAを代理。
  • パプアニューギニアにおけるPNG LNGプロジェクトに対する140億米ドルのファイナンスに関し、JBIC・NEXIを含むECAおよび民間銀行を代理。

Bar Qualification

  • Japan
  • New York

Education

  • Certificate in Business Administration, Kellogg School of Management, Northwestern University, 2006
  • LLM, Northwestern University School of Law, 2006
  • Diploma, The Legal Training and Research Institute of Japan, 1999
  • LLB, University of Tokyo, 1995

Languages Spoken

  • Japanese
  • English